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成宮寛貴さんが芸能界復帰との報道も、フェイクニュースと判定。一部始終まとめ

情報リテラシー


駒鳥です。

この数日、SNSを騒がせた、あるフェイクニュース。

その内容は、成宮寛貴さんが芸能界に復帰するという内容のもの。
それを水谷豊さんが後押ししたというものです。

今回は、このフェイクニュースがどのように拡散され、また収束しているのかを見てみます。

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成宮寛貴さんが芸能界に復帰、とLIENやlivedoorを含む複数のメディアが報道

今回の成宮さん復帰のフェイクニュースは、稀にある、各メディアがフェイクニュースを流してしまい、SNSでそれが訂正され、メディアにフィードバックされる、という流れのパターンのようです。
整理すると以下のような順序で物事が動きました。

  1. WEB系ニュースメディア複数が、成宮さん復帰のフェイクニュースを配信する
  2. SNSで関係者、成宮さんご本人が報道を否定
  3. フェイクニュースを配信した複数のメディアが、訂正を発信

女性セブン、NEWSポストセブンが今回のフェイクニュースの発信元か

調べて見ると、今回のフェイクニュースの発信元は、どうやら女性セブン、NEWSポストセブンであるようです。
2019/10/02 16:00に、NEWSポストセブンに記事が投稿されます。

外部リンク(注意:フェイクニュースです):成宮寛貴、『相棒』で俳優活動再開決定 水谷豊の働きかけも

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LINEやBLOGOSなど連携する複数メディアがこの記事を配信

この記事を、NEWSポストセブンと記事連携を行なっている複数のメディアが配信します。
これによって、この記事の内容が多くの人に触れることとなります。

配信を行なった媒体は、確認できるもので、

  • LINEニュース
  • Yahoo!ニュース
  • livedoorニュース
  • BLOGOS

があります。おそらく他にもありそう。

WEBメディアの多くは、互いに連携し、出典を示した上で、連携先の記事を自社媒体で公開する、ということをしています。
記事の数を増やすことでPV,UUを増やす施策でもあります。

▲livedoor NEWSで配信された、成宮さん復帰のfakeニュース
▲livedoor NEWSで配信された、成宮さん復帰のfakeニュース

▲BLOGOSで配信された、成宮さん復帰のfakeニュース
▲BLOGOSで配信された、成宮さん復帰のfakeニュース

これらの媒体が、公式のTwitterアカウントで記事の見出しを一斉にツイート。
この内容に対するツイートが増え、成宮さんの名前が一時的にTwiiterのトレンドにも乗りました。

画像取得しそこねましたが、トレンドには、BLOGOSの記事がついた状態でした。
これにより、このフェイクニュースを目にする人が爆発的に増えた、と考えられます。

現在、該当するBLOGOSサイト内での記事は削除されています。(後述)

今回このフェイクニュースが拡散された大きな要因として、WEB媒体の相互連携と、Twitterのトレンド機能の働きが挙げられると考えています。

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関係者や成宮寛貴さん本人が、芸能界復帰報道はフェイクニュースであると否定

トレンドが上がるころには、ドラマ「相棒」脚本家のアカウントで、この記事がフェイクニュースである、と断言されます。

さらに日付が変わり10/3には、成宮さん本人もTwitterアカウントで、この報道がフェイクニュースであると公言しています

ニュースにしていただいてありがたいなと思いながら、あれはフェイクニュースです。

本人の発信なので、これが最も信憑性が高く、NEWSポストセブンが報道した、「成宮さんの芸能界復帰」というニュースは、フェイクニュースであったと断言して良さそうです。

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livedoorやBLOGOSが、情報の不正確さを認め、訂正を発信

成宮さん本人のツイートなどを受けて、今回の記事を拡散したWEBメディアの中にも、訂正を発信するメディアも出てきています
livedooeニュースやBLOGOSは、記事ページとツイートを削除し、訂正を行なっています。

Yahoo!ニュースは、成宮さん本人が否定したという記事をツイートするも、フェイクニュースを拡散させたことについてはコメントなし。

10/3にはTwitterのトレンドに「フェイクニュース」というワードが上がっています。
トレンドに「フェイクニュース」がランクイン
▲トレンドに「フェイクニュース」がランクイン

Twitterで反応を見る限り、今回の報道がフェイクニュースであった、ということは多くの人に伝わっているように見えます。

ただ、2019/10/03現在、オリジナルの記事を発信したNEWSポストセブン側は、報道の訂正を行なっていません。

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何故拡散されたのか。フェイクである、と見破りづらい構造

今回の一連の騒動については、情報に触れた側が、真実なのかフェイクなのか、見破りづらい状況であったな、と感じます。

理由としてまず挙げられるのは、NEWSポストセブンの報道内容が本物っぽい点。
次に、連携メディアである有名メディアが情報を拡散したため、信ぴょう性の高い情報に見えた点。

オリジナルの記事では、関係者の話として細かいエピソードが挙げられています。
今回の内容がフェイクであると分かった今、メディア側が完全に嘘をつかまされたのか、最初から内容をでっち上げたか、どちらかなんじゃないかと思うくらいです。

また、拡散した連携メディアも、出典がNEWSポストセブンであることは記載しているものの、Tweetで記事のタイトルだけがリツイートされていけば、さもそのメディア自身が報道しているかのように見えてしまいます。

見抜くヒントがあまりに少なく、フェイクであると見破るのが難しいものでしたが、その後の本人のツイートや、一部のメディアが訂正を出すことで、結果的に終息に向かっているようです。

今後、オリジナルの報道はどこから出ているのか、その発信元は信用できるのか、というところも意識してウォッチする必要があるようですね。
それでは。

おまけ:シンガポールではフェイクニュースを禁じる法律が施行

実は同じ頃、フェイクニュース、という単語でもう1つの話題が。
シンガポールで、フェイクニュースを禁じる法律が施工されました。

外部リンク:シンガポールでフェイクニュース防止法施行 内容は政府が判断

内容は政府が判断する、となっていて、実際の運用がどうなるのか注目ですね。

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