駒鳥です。
ちょっときっかけがあって、メディアのアイコン、というものについて考えています。
アイコンというのは、アイコン画像のことではありません。
本来のiconが意味する「記号」とかの方の意味で、そのメディアを示すもの、です。
一つに決める?
例えば、何かキャラクターを作る、というのは一つの手法かもしれません。
いわゆる、ふなっしーみたいなゆるキャラとか。
ローソンのあきこさんみたいな、ペルソナがキャラクター化したものとか。
ありがちな手法であるきはするのですが、いざメディアがキャラクターを作るとなると、なかなか難しい気がしています。
本当に料理動画しか配信しない、みたいな、特定の分野に特化したメディアでないと、キャラクターをぱっと見せてそこからそのメディアがどういうものかを感じ取ってもらうのは難しいのではないかと。
何か特定のことを扱っているように見えるウェブメディアであっても、よく見てみれば細かく複数の分野を取り扱ったりしていて、それを1つのキャラクターに落とし込むのは骨が折れそうです。
何か一つアイコンを作る、というのがちょっと違うのかもしれません。
共感できる?
何より重要なのは、「共感できるかどうか」だと思います。
ウェブメディアは、ソーシャルな記事の拡散を重視します。
このソーシャルな情報の伝達って、共感できるポイントが無いと発生しないと思っています。
記事を読んで納得したり、いいなーと思ったりするから共有しよう、と思うわけです。そしてそれが連鎖する。
キャラクターのようなアイコンだと、記事よりも「かわいい」とかでシェアされることになると思うんですが、それは続かないのではないかと。
まずメディアの一番の価値である記事そのものと関係がないですし、一時的な効果に留まるのではないかと思います。
この辺りが企業のキャラクターとの違いだと考えます。
ふなっしーとか、ぽんたとかは、あくまで企業をPRする上での、知ってもらうための入り口としての機能を果たします。
ですがメディアの場合は、知ってもらいたい、よりも、中身を読んで、シェアして、話題にしてほしい、という願いが先に立ちます。
とすると、キャラクターでメディアそのものを表現するより、より共感してもらうためのアイコンの方が良さそうです。
結局人なのでは
ここまでつらつら考えて、
- 1つにしぼったらメディアを説明できない
- 何よりまず共感してもらいたい
とくれば、やっぱり中の人そのまま、が一番いいんじゃないかという、いつも通りの結論に至りました。
人が共感できるのって、やっぱり人相手だと思います。
それも、ローソンのあきこさんじゃなく、リアルな作り手、記事に登場する人たち。
人がたくさん映り、人の想いが見えることが共感のための第1歩で、共感を得ることで、メディアやライターの認知アップに繋がるんじゃないかと思います。
つらつら書きましたが、そんな結論に個人としていたった次第です。
それでは。
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