ちょっとした失敗や、いらだちから誰かに迷惑をかけてしまったときの話。
自分の中でモヤモヤした気持ちが残っていると、謝るのが億劫になってしまうことがある。
心の中では、「ああ、やっちゃったな」とか、「自分も悪かったな」とか。
そう思っていても、なかなか「ごめん」の一言が出てこない。
そういう時がある。
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時間が経てば経つほど、謝れなくなる
謝らないといけないな、と思いながら謝ることができずにいると次第に、
「もう謝らなくてもいいんじゃないか」
「相手も気にしていないんじゃないか」
と感じたりする。
けれどそれは錯覚だ。
相手が怒っているかどうかはあんまり問題ではない。
謝らなかった、謝れなかったという事実が、澱みのようにどこかに残る。
そして時間が経てば経つほど、互いに「今更」と感じ、どんどん謝れなくなる。
場合によっては、そうした澱みはどんどん大きくなって、人と人との関係性に影響を与えうる。
ほんの少しの言葉、ただ「ごめん」と言えなかっただけで、気がつけば取り返しのつかないことになってしまうというケースは確かに存在する。
友人でも恋人でも親族であっても、ほんのちょっとの澱みから関係が壊れてしまう、というケースは珍しくないだろう、と思う。
時間は解決してくれない
時間が解決してくれる、という考え方がある。
そういう場合もあるが、そうでない場合もある、と思う。
時間は解決してくれない。
少なくとも、それに頼っている限りは。
過去は無かったことになんかならない。
捕らわれる必要もないんだろうけど、無視していいということでもない。
なあなあにしようとしているのは、大抵相手に伝わる。
自分のミスは、自分で解決しようとしたほうが良いのだろう。
謝らないといけないと感じたのであれば、時間をあけず、ちゃんと謝った方が良い。
そんなに難しいことでも無いはずだけど、いざとなるとなかなか難しい。
ムキになってしまう人もいる。
互いの立場だとか現在の関係性だとか、そういうことを気にしてしまう人もいる。
きっと、子供のころのほうが素直に謝れたんだろうけど。
それでも、「ああ、悪いことをしたな」と感じたのであれば、できるだけ早く、その気持ちを相手に伝えてあげるほうが良い。
お互いに心地よい関係を作って、維持していくために。
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