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Discordで拡散されたチェーンメッセージと、変わりつつある「チェンメ」の意味

情報リテラシー

駒鳥です。
スマホゲームのコミュニティでのやり取りをするために、Discord、というチャットアプリを使っています。
そのdiscordで、前日、いわゆるチェーンメッセージが出回っていたようなのです。

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discordで流れてきたチェーンメッセージ

流れてきたチェーンメッセージというのがこちら。

Discordで出回っているチェーンメッセージ

@everyone みなさん、ちょっと聞いてください。Discord開発者からのお知らせです。

“KeirStarmer”や”Keir”という名前のユーザーに気をつけてください。この人はDiscordのあらゆるユーザーに友達申請を送り、送られた人がそれを承認するとその人にDDos攻撃をしかけてIPアドレスを得ているようです。この文章をできるだけ多くのDiscordサーバに広めてください。もしこのユーザーを見た場合は、雑多位に友達申請を許可せずにすぐにブロックしてください。
“KurtStarmer”や”Kurt”という名前のユーザーはひどいグロ画像を送りまくっています。この人にも気をつけてください。この文章も他のサーバーの人に広めてください。
– Discordチーム

@everyone 、というのは、チャンネル参加者全員に対して通知(メンション)を飛ばすものです。
slackでいうところの @channel と同等ですね。

このメッセージを最初に見たとき、かすかな違和感がありましたが、自分はうっかりそれをスルーしてしまいました。

僕が感じた違和感というのは、
このメッセージは、Discordの開発者、つまり運営のポジションからのもの(に見える)が、それならなぜ全員のアカウントに直接送らないんだろう。
という疑問です。

その後、このメッセージ自体がスパム、チェーンメッセージであると判明
僕が感じた違和感の答えも、このメッセージが運営者のはっしたものではないから、というものと明らかになりました。

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どのようにチェーンメッセージを見破るのか。チェーンメッセージの見分け方

さて、チェーンメッセージをどのように見分ければよいのか。

チェーンメッセージの一番の特徴は、名前のとおり、鎖のように、人から人へメッセージを繋げていく形式をとっていることです。
具体的には、今回のメッセージのように、このメッセージを見た人は同じ内容を他の人(知り合いなど)に転送してほしいという旨の内容が記載されていること。

つまり、どんな内容であれ、メッセージを他の人に共有することを促すメッセージは、高い確率でチェーンメッセージであると言えます

また、文章の内容は、共有をより促しやすい、人の善意に訴えかけるような内容のものが多いです。
今回のDiscordのメッセージもそうですね。

もう一つ、これはものによると思いますが、メッセージの発信元が、一定の権威を持っているパターンもあります。
今回の例でいえば、Discordの開発者と名乗っていますね。Discordの中で流れているメッセージとしては最高の権威付けと言って良いでしょう。

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今回のDiscordチェーンメッセージの不審な点

また、内容についてもよく考えてみると、メッセージの不審な点がいくつか浮かび上がってきます。

今回のメッセージで考えてみます。
まず、僕が感じた違和感の通り、このメッセージがDiscord開発者からのものであるのなら、ユーザー自身に拡散を促すような手法を取るとは考えにくいです。

なぜなら、本物の管理者であれば、アプリユーザー全体に対してプッシュをうったり、すべてのサーバー、チャンネルに対して注意文言を直接送信できる、と考えられるからです。

Discordに限らず、例えばニュース系アプリ、メルカリのようなCtoCアプリも、fgoのようなゲームアプリも、運営からのお知らせがユーザーから回ってくるなんて、普通ないですよね。

更にいうと、本当に開発者であれば、メッセージの送信情報やユーザー名から、そのアカウントを凍結してしまえば良いはず。
つまり、システム的に迷惑ユーザーをブロックすることができると考えられます。

これらを考えると、ユーザーの自主的な行動を、ユーザーを通して促していく、というのはちょっと考えにくいですね。
そんな不確実な行動を取る理由がありません。

懐かしいチェンメが今は、チェーン「メッセージ」?

ところで、さきほどからチェーンメッセージという言葉を普通に使っていますが、僕と同年代、あるいは僕より上の方には、ちょっと違和感のある言葉かもしれません。

それは、以前流行った、「チェンメ」という言葉を彷彿とさせ、かつこの「チェンメ」という言葉が、「チェーンメール」の略語であるから、でしょうか。

LINEが浸透する前は、オンラインでのコミュニケーションは、個人間のものであってもメールによって行われることが普通でした。
メール、という流通手段で一時期猛威を奮ったチェーンメール。

高校生のときに持っていたガラケーでも、なんどかチェンメを受信した記憶があります。
当日、チェンメという言葉の認知もかなり大きくなり、多くの人がチェンメを見分けられるようになり、結果チェンメを見ることはめっきり少なくなりました。

その後、オンラインコミュニケーションはLINEをはじめとするメッセージアプリが主流になりました。
しかし、チェンメという概念自体はほそぼそと、チェーンメールからチェーンメッセージに名前を変えて生き残っていたようです。

それが今回Discordでのチェーンメッセージとして、僕の目の前に現れたわけです。

正直言えば、今回のメッセージも、違和感を感じていながら、これをチェーンメッセージとすぐに断言することはできませんでした。(まあ、拡散もしてませんが)

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メール、LINE、Discord…手段を変えて生き残るチェーンメッセージ。対処方法は?

チェンメという考え方は、メールに限ったものではなく、Discordや、LINEなどでも変わらず存在しています。
そして、わずかに変わったその見た目のおかげで、すぐに見抜くことが難しい場合もあるかもしれません。

しかし、届いたメッセージを自分から他の人に拡散、共有する前に、上述の見抜き方を参考に、本当に拡散していいものか、考えてみましょう。

チェーンメッセージの一番の対処方法は、無視することです。
届いた人が何もアクションを起こさなければ、メッセージはそれ以上の威力を持つことはありません。
今回のメッセージは正直無害なものでしたが、なかには詐欺や、ウィルスにつながるものもあります。
共有する前に冷静に考えてみると良いでしょう。

また、チェーンメッセージがLINEなどでも届いたら、送り主に、メッセージがチェーンメッセージであることを伝えてあげましょう。

ちなみに、送ってしまった側からすると、チェーンメッセージ送っちゃったって指摘されるの、ちょっと恥ずかしいですよね。
なので優しく教えてあげてください。

拡散を促すメッセージには十分注意しながら、オンラインコミュニケーションを楽しみましょう。
それでは。

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