駒鳥です。
今、自分はある企業で、サイトのSEO施策の計画・実施を担当しています。
ちょっと特殊なサイトなのでいろいろと制約があるのですが、
「良質な検索体験とは何か」を考え、データを眺めたりしながら施策を実施していくのは楽しかったりします。
PVやUUが伸びればやっぱりうれしいですね。
ところでWELQの問題がやっぱり後押しをしているのですが、
この「PV」とか「UU」を追いすぎるのはいかがなものかという議論も最近では起こっています。
「エンゲージメント」はメディアの価値を支えられるか?2016年の大転換から見直す
PVやUUに変わるエンゲージメントという指標
エンゲージメント、という言葉がメディア界隈で少しずつ使われるようになってきました。
エンゲージメントとは、「(ユーザーからの)関係性を示す指標」と説明されています。
うーん分かるような分からないような。
記事にも書かれている通り、その定義は難しいよなーと感じます。
実際、エンゲージメントとは何かをちゃんと定義して、企業内で共通認識を持てているところは少ないようですね。
facebook広告を出した際に、結果として表示されるエンゲージメントについても触れられていますが、
あれは要するに、投稿が届いた(実質PV)うちの、「いいね」や「シェア」してくれた人の割合なんですが、なんとなくクリック率とかの延長線の話な気がする。
フェイクニュースでエンゲージが高いという話も、ちょっと煽るようなおとり的タイトル・見出しの方がよくクリックされた、という話と似ている気がします。
フェイクニュースをシェアした人の中には、「このニュースはおかしい!」というようなコメントつきでシェアした人もいるでしょうしね。
エンゲージを正しく捉えるなら、これらのシェアは本来エンゲージに含めるべきではないのだろうけど、その境界線は非常に難しい。
じゃあどうやってエンゲージメントを計ったらいいんだという話になるのですが、そんなのほんとに計れるのか・・・という気さえしてきてしまいます。
いかにしてファンを作れるか
ふわっとした話になってしまいますが、メディアとしては、いかにファンを作れるか、なのかなあと思います。
先日書いたbuzzfeed然り、「このサイトは好き、信頼できる」と思ってもらえるかどうか。
ファンがつけば、PVとUUを過度に追い求めなくても、ユーザーがついてきてくれる。
というかファンと一緒にメディアを作り上げるようなイメージになるのかなー。
そうなればその中でのビジネスは十分成り立つんじゃないかなーと思います。
何を持って「ファン」とみなすかは、メディアごとに異なるんじゃないかと思います。
再訪率とか、シェアなどを積極的に行っているか、とか。どんな情報を扱っているメディアなのかで変わりそうですね。
ウェブに関わる身としては、以下にファンに喜んでもらえるサイトを作るか、よく考えたいところです。
それでは。
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