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意味の無い「どちらが良いか」という議論

駒鳥です。

とある記事が目に入ってきて気になりました。

大学教授「ゲームにストーリーは不要。小説や映画の方がずっと優れているではないか」

ゲームで物語を追体験するより、映画や小説の方が良いという話ですね。

個人の感じ方の問題

個人的には「それは個人の感じ方の問題だよね」という一言に尽きます。

自分は、ゲームでストーリーを体験するのが好きです。
最近はそのためにしかゲームをしないので、ストーリーや世界観重視でゲームを遊んだりします。
ゲーム部分の楽しさは二の次です。
この辺りは、以前ちょろっと書いたことと繋がります。

世界観に酔う

マリオとかぷよぷよとか、確かに遊んでて面白いんだけど、長々と続ける気にはなかなかなりません。
「楽しい」以外に得られる体験が特にないと感じるからです。
その時間がもったないから、それなら読書をしていた方が自分に取ってプラスの経験になるとさえ思います。

私がよく遊ぶのは、先述の通りストーリーや世界観重視で選んだゲームです。
ゲームでストーリーを体験する行為は、映画を見るのとは全く別の体験です。
物語の受け取り側が何をするかがあまりに違う。

映画は2〜3時間、見るだけです。
視聴体験を楽しむものです。

一方ゲームは、もっと長い時間、プレイするものです。
自分でストーリーをコントロールできないのは映画と変わりません。
ですが、長い時間をかけて登場人物たちを行動させ、ストーリーを追っていきます。

自分で操作しないといけないからこそ、最終的に得られる感覚は別ものだと思います。
私個人としては、そうして得られる感覚はとても有意義だと感じています。

でも自分と同じ考えの人ばかりでないことは当然理解しています。
複雑なストーリーは別にいいから、ゲームプレイを楽しみたい、という考え方も当然「あり」です。

それを否定はしません。ただ単に、自分と感じ方が違うんだな、というだけです。
おそらく、この大学教授も、自分と感じ方が違うだけなんでしょう。

断言して人に押し付ける必要は無いと思う

ただ、わざわざ「こちらの方が良い」と言って自分の主張を相手に押し付ける行為は全く意味が無いし、無粋だなあと感じます。

映画を見るのと小説を読むのは、そもそも体験の種類として異なります。
ゲームでストーリーを体験する行為も、これら二つと明確に異なります。

これら全て、そもそも全く異なる体験であるのに、「こちらのほうが良い」と決めることがどうやってできるんでしょうか。

お米とパンのどっちがおいしいかなんて決められないのと全く変わらない話だと思います。
お米こそ最強とわざわざ主張をしたところで、パンが好きな人にとっては何の意味も無い。
それどころか、自分はパンが好きなのに「パンよりお米が良い」と言われたら嫌な気分になりますよね。

表現方法も好みも多様化している今の時代に、「こちらの方が良い」なんて断言して、その意見を人に押し付ける必要はないよな、と思います。
どっちも良い、でいいと思うのです。

ちなみに私は映画も小説もとても好きです。
どれも有意義だと思っています。

・・・ニーアシリーズのディレクターをされているヨコオタロウさんが、冒頭の記事に対してコメントをしていました。

セオリーの逆を目指している人だからなあ・・笑
でもそうやって作られたニーアオートマタが100万本突破したのは、つまりそういうことだなと思う訳です。

それでは。

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