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他人を「バカ」と呼ぶ人には、正論が通用しない

情報リテラシー

駒鳥です。

東洋経済の記事で、興味深いものが出ていました。

他人を「バカ」と呼ぶ人に伝えたい”超・正論”

この記事自体は、すごく良い記事です。
書いてある内容はタイトル通り正論だと思いますし、全くもって同意しかない。

けれど、この記事がどれだけ効果を発揮するのかは、正直疑問です。

こうした感想がある通り、他人を「バカ」と呼ぶ人には、この記事は刺さらず、また正論も通用しないと思います。

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他人を「バカ」と呼ぶ人には、正論が通用しない

なぜ、他人を「バカ」と呼ぶ人には、正論が通用しないのか。
それは、そもそも相手には、議論をするつもりなどないからです。

みんなが同じ考えであることを前提としているから、同じ考えの者同士は徒党を組んで、ちがう意見の者を攻撃する。みんなが賛成なのに反対する「空気が読めない輩」は、厄介者扱いされる。

意見がちがう=和を乱す悪者であり、敵なのだ。

そういう思考回路だと、敵には容赦なく攻撃するし、「自分が正しいから相手は間違えている」という極論に走るようになる。
意見がちがう人=敵だと考えている限り、双方は意見はひたすら平行線をたどるし、議論ではなくただの意見の押し付け合いになる。

引用元:「ちがう意見=敵」と思ってしまう日本人には、議論をする技術が必要だ。

意見が違う相手を無意識に「敵」かのように捉えてしまい、勝たなければならないという意識からか、相手への人格攻撃に及んでいるシーンが多いように感じます。

相手を「バカ」と呼ぶ行為は、相手の人格を否定し、傷つけることで、自らを有利なポジションに置こうとする、「マウンティング」と等しい。
これをやってしまうと、もはや話し合いや議論は成立しません。
そんな相手を、正論で論理的に諭そうとしても、相手は人格攻撃によって自らのポジションを取ってしまうので意味がないのです。

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SNSには、他人を「バカ」と呼ぶ人が大量にいる

TwitterをはじめとするSNSには、他人を「バカ」と呼ぶ人、マウンティングをしてしまう人が大量にいます。
それこそ毎日目にするくらい。

エコーチェンバー、という言葉があります。

エコーチェンバー現象(エコーチェンバーげんしょう、Echo chamber)とは、閉鎖的空間内でのコミュニケーションを繰り返すことよって、特定の信念が増幅または強化される状況の比喩である。

引用元:エコーチェンバー現象

TwitterのようなSNSは、フォロワーを自らコントロールすることで、自分のSNS空間を閉鎖的にしてしまうことが可能です。
トレンドなどで当たり前のように、相手にマウントをとり、「バカ」と言ったり人格否定している人に触れていると、いつしか自分自身も同じように、誰かを罵倒してしまっている。

そんな風に、どんどん発言が過激になってくる人も少なくありません。

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他人を「バカ」と呼ぶ人に遭遇してしまったら

では、他人を「バカ」呼ばわりし、人格否定によってマウンティングしているような人に遭遇してしまったら、TwitterなどのSNSで絡まれてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。

恐らく、もっとも有効な手立ては、相手をブロックし、関係を断つことだと思います。
Twitterでこういう場面に出くわしたのであれば、ブロックすることは容易でしょう。

相手に正論は通じません。
であれば、不毛なやりとりを続ける意味もありませんし、それによって心をすり減らす必要もない。

正論が通じない、人格攻撃とマウンティングをしている人に対しては、無理に正論を伝えるのではなく、相手を人格攻撃せず、侮辱もしないコミュニケーション文化を醸成させていく方が、有意義であるように感じます。

こうした、理性と知性に基づいた話を深めていきたいものですね。

それでは。

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