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「ネットメディア」という捉え方

駒鳥です。

年をまたぐ頃に世間を騒がせた、WELQの問題について、つい最近、buzzfeed編集長の古田さんの記事が出ていました。
ものすごく良い記事だと感じたので、ここで共有をさせてもらいます。

DeNA問題で問うべきは「ネットの信頼性」じゃない 現代のメディアのあり方だ

とても読み応えがある記事です。
この記事の中では、非常に多くの問題提起がなされていますね。
WELQの問題を「ネットメディア全体の信頼性」に関わる問題だ、という捉え方をしていた新聞もあるとのことでした。
この記事自体は、ここから、「この騒動の本質はどこにあるのか」という話について掘り下げられています。
ここではその話を辿るのではなく、「ネットメディア」という言葉について少し考えてみたいと思います。

「ネットメディア」という捉え方はもはや古い

これはあくまで自分の肌感覚なのですが、「ネットメディア」という言葉は、新聞やテレビなど既存のメディアの側から発言されている言葉であるような気がしています。
先のWELQの件で「ネットメディア全体の信頼性」という言葉が出ていたのも、記事に出てくる朝日新聞社会部のtwitterの発言も、新聞側の「自分たちはウェブメディアとは違う」という意識が現れてきているんだろうか、と考えてしまいます。

ですがそもそも今、メディアの媒体が紙かネットかという区別は意味をなさなくなってきている。
例えば、yahooニュースなんか見てみると、一番にきている記事は毎日新聞の記事だったりします。
ウェブ上でビジネスを展開しているメディアも、リアルの場での活動を大事にしていたりしますね。
そして何より記事を読む側も、「紙媒体だから」とか「ウェブのメディアだから」という基準で何を読むかなんて選ばなくなってきてるんじゃないかと思います。
少なくとも自分はそれを基準にしませんしね。
※紙よりもウェブの方が触れる時間が長いので、結果的にウェブ側のメディアに偏る、ということは起きますが別問題かと思います。

その状況下で、あえて「ネットメディア」かそうでないか、という枠で捉える必要がそもそもなくなってきているような気がします。

メディアの持つ空気感で選ぶ

自分の場合はそれよりも、そのメディアがどんな記事を書いて、何を大切にしているかで選ぶことが多いです。
お気に入りの雑誌を見つけるような感覚に近いかもしれません。
メディア全体としての哲学というか、空気感というものに惹かれて、そこの記事を読むようになる。

buzzfeedなんかはまさにそうやって選んでいるんですけどね。
上辺だけの情報ではなく、取材ベースで本質に迫ろうとしているように見えて、自分の中での「信頼できるメディア」という感じがしています。

・・・それにしても、WELQの騒動はメディア全体というか、もはやウェブ全体に対して多大なインパクトを与えてしまった事件でしたね。
自分もウェブに携わる人間として、改めてコンテンツについて考えないところにきているんだろうなあ。

それでは。

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