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転職して分かった、SIerのSEとWEB系自社開発エンジニアの仕事内容の違いを比較解説!

エンジニア


駒鳥です。

この記事では、SIerとWEB系自社開発エンジニアの仕事内容、業務内容の違いを説明しています。
僕はSIerで3年間勤務し、いくつかの現場を転々としたのち、自社でtoC向けのサービス開発を行なっている企業に転職しているのですが、その中で見えてきたビジネスモデルの違いや、エンジニア一人一人のレベルでの業務内容の違いもご紹介します。

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SIerエンジニアの案件の全体像と、その仕事内容について

まず、SIerのエンジニア、SEの仕事内容について説明をします。
が、その前に、SIerの案件の全体像を見てみましょう。

SIerが抱える案件の全体像と、エンジニアから見た案件

SIerの案件は、クライアントから直で仕事を受けている1次受けの企業が、協力関係にある他社に業務委託を行う事が一般的です。
業務委託を受けた2次受け3次受けの会社のエンジニアが、実際の設計や開発、テストを行います。
大きなシステムの場合は、2次受け3次受けの企業が複数存在し、システムのある程度のまとまりごとに担当範囲を決めている事も珍しくありません。

まず、1次受けの企業が、クライアント企業が抱える課題などに対するソリューションの提案を行い、案件を受注。
その後、システムの設計などを行いつつ全体の規模を確定させ、それに応じて他者(協力会社、と呼ばれます)に対して業務を委託。
上流工程での設計や、全体の進行管理など、マネジメント色の強い業務が中心となります。

一方2次受け3次受けの企業は、案件化したプロジェクトに途中からアサインされる事が多いです。
もちろん、1次受けの企業と一緒にクライアントに提案をしたりする事もゼロではありませんが、エンジニアの視点から見ると、おおよそ何を作るかが決まっている案件に途中から参加する、というパターンが多くなります。

そして、例えば案件がウォーターフォールで進む場合は、下流の工程に行くほどアサインされる人が増え、テストが進むにつれて人が減るという事が起こります。
これはエンジニア視点から言い換えると、設計工程の途中や、開発、テストの工程からアサインされ、最終的なシステムのリリースを迎える前に、プロジェクトから離れる、という事が起こりうる、という事です。

自分自身も、新卒で入社してから3年間の間に経験したプロジェクトの数はおおよそ10程度。
短いもので、わずか1ヶ月だけアサインされた案件もあるくらいです。

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案件にアサインされたエンジニアの実際の業務内容は?

では、SIer業界で案件にアサインされたSEはどんな仕事をするのか。

多くは先述した通り、途中から案件に参加することになります。
つまり、システムの最終系、プロジェクトのゴールはおおよそ見えている状態からスタートすることになります。
そして、自分がやらなければならないタスクも、おおよそ決まっている事が多いです。

そのタスクとは、大きく以下に分類されます。

  • 設計
  • 開発(PG)
  • テスト

設計作業は、具体的な画面のインターフェース(どんなインプットとアウトプットがある画面なのか)を定義したり、どのような形のデータを保管、もしくは取得するのか、といったことを決めていきます。

案件にもよりますが、この工程は後述するテストと同じく、Excelを作成していくことになるパターンが多いです。

なぜExcelを作ることが多くなるのか、は以下の記事にもまとめていますので、ぜひご覧ください。

開発工程では、実際にプログラミングを行います。
処理の具体的な内容についても、おおよそ設計の段階で見えているので、ここの開発工程自体はそこまで難易度は高くないかもしれません。

実際の開発環境は、クライアントと1次受けの企業との間で事前に取り決められている事が多いため、あまり自由はありません。
便利なフレームワークやライブラリを使おうとしても、導入が難しい事も多い。

開発が終わればテスト、検証の工程です。
期待通りの動作をするかどうか、丁寧に確認をしていきます。

これらの工程が終わるタイミングや、案件によっては途中でプロジェクトを抜けることとなる人が多いです。

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WEB系自社開発エンジニアの仕事内容を解説!

ここからは、WEB系自社開発エンジニアの仕事の内容を解説していきます。
SIerのSEと比較して、働き方から実際の業務内容まで、似ているようで結構異なっています。

自社開発の企業でのエンジニアの働き方について

自社開発の企業は、SIerのSEと違って、案件単位で動くというより、サービス単位で動く事が多くなります。

基本的には自社のサービスを開発し、成長させる事がミッションです。
新たなサービスを立ち上げるタイミングでは、市場調査やユーザーへのアンケートのようなところからスタートすることもあるでしょう。

開発だけして途中で抜ける、というSIerのような動き方ではなく、サービスの構築とその保守、アップデートなど幅広く自社で行なっていくことになります。

場合によっては、開発の一部や検証、保守の一部を協力会社に委託する事もあるでしょう。

さらに、早いペースでのサービスの公開やアップデートを繰り返していくために、SIerでよく採用されるウォーターフォール型の開発よりも、アジャイル形式での開発が多く採用されています。

エンジニア単位で見るとどうでしょうか。
SIerのSEと違って、Excelでの設計作業よりも、実際に手を動かして開発を行い、ユーザーと向き合う時間が多くなります。

もちろん、構築という意味での開発だけではなく、保守や改善といった業務も一緒に行う事もあるかもしれません。

開発アイテム、という意味での案件は常に複数存在しており、特には一人でそれらをいくつも並行して進めていきます。

そして、基本的には終わりがありません。

もちろん会社の状況に応じて、サービスの開発が止まったり、サービスそのものがなくなってしまう事もありますが、そういった事情がない限り、常に早いペースでサービスの改善を進めていくことになります。

開発環境という面でもSIerとは異なり、ある程度自由度が高く、新しい技術やライブラリの導入も比較的容易です。
試してみたい技術に積極的に飛びつく事ができる、というのも大きな違いの一つといってよいでしょう。

まとめ:SIerのSEとWEB系自社開発エンジニアの仕事内容の違い

このエントリでは、SIerのSEとWEB系自社開発エンジニアの仕事内容の違いを解説しました。

大雑把にまとめると、、

SIerの仕事内容は、プロジェクトごとに決められ、開発環境も案件ごとに異なるが、大きくは設計・開発・検証がメインになる。

自社開発のエンジニアは、案件ではなくサービス単位で決められ、より早い開発サイクルを回していくことになる。保守や改善などより広い範囲の業務を行う事が多い。

同じエンジニア、同じシステム開発に携わる仕事でも、そのビジネスモデルの違いから、個人レベルで見たときの業務内容は大きく異なっています。
どちらが優れている、ということではなく、自分により会う仕事を選ぶ事をお勧めします。

今の仕事が自分にあっていないのかも、と感じたら、転職を考えてもよいでしょう。
SIerと自社開発のWEB系で、大まかな内容はこのエントリに書いた通りですが、当然会社によって細かくは異なってきます。
色々な会社を見た上で、キャリアアップを目指しましょう。

色々な求人を見てみるには、求人数が多く有名な転職サービスの利用がお勧めです。

また、客観的な視点も取り入れたい、という方には、専門のエージェント利用がオススメです。案件をより広くキャッチし、転職活動を効率よく進めるためにも、複数のエージェントを利用しましょう

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それでは。

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