当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

なぜSNS・Twitterで見かける現金プレゼント企画に応募してはいけないのか

情報と暮らし

駒鳥です。

最近、こういうツイートをよく見かけます。

SNS、特にTwitterでは、このような、現金プレゼント企画、と言えるようなツイートが、結構な数あります。
フォローしてRTするだけ、という手軽さから応募してしまう人も多いようですが、このような企画には、応募してはいけません

このエントリーでは、何故Twitterでの現金プレゼント企画に応募してはいけないのかを解説します。


スポンサーリンク

現金プレゼント企画とは何か

まずは最初に、ここでいう現金プレゼント企画とはどういうものを指すのかを説明します。

応募してはいけない現金プレゼント企画の特徴

応募してはいけない現金プレゼント企画のツイートには、以下のような特徴があります。

  1. 現金、もしくはAmazonギフト券や、iTunesカード、Googleプレイカードなどを配るという内容
  2. 配布の条件は、RT、アカウントのフォロー、リプライ、LINE登録など
  3. お札が大量に映った写真をツイートに添付している
  4. 企画者のプロフィールには起業家、投資家、などお金持ちなイメージの言葉が並んでいるが、その人自体は有名ではない

といったところ。
Twitterで、「現金プレゼント企画」と検索すると、これらの条件を満たしたツイートが大量に出てきます。

怪しい。あまりにも怪しい。そして胡散臭い。

いかにも裏がありそうですが、その実態は果たしてどうなっているのでしょうか。

スポンサーリンク

Twitterの現金プレゼント企画の実態は?

Twitterで見かける現金プレゼント企画の実態はどのようなものなのか。正体は一体何なのか。
これについては、こちらの記事でわかりやすく解説されています。

一見すると、現金をバラ撒くだけで出費がかさむだけのようにも思える。しかし、そこには大きく分けて3つの明確な目的が存在している。

(1)広告効果
(2)個人情報の獲得
(3)アカウントの売却

詳細は記事で解説されていますが、要するに、現金プレゼント企画の狙いは、

  • お金を配ることを餌にしてフォロワーを集め、それによってアフィリエイトなどで利益を得ること
  • フォロワーを集めたアカウント(=宣伝力のあるアカウント)を販売して利益を得ること
  • 個人情報を獲得すること

の3つであるというのです。

Twitterを眺めてみると、これらの他にも、ネットワークビジネスに勧誘されたりすることもあるようです。

いずれにせよ、これらの現金プレゼント企画の本当の目的は、お金を配ることではなく、お金を餌にして人を集め、そこから収益を得ることです

実際に現金はプレゼントされるのか

さて、ここで気になるのは、これらの現金プレゼント企画、本当に現金のプレゼントは行われているかどうか、です。

どうやら見ている限りでは、実際にプレゼントはほとんど行われていないようです。

全員に10万円、というプレゼント企画にもかかわらず、当選していない人が多いようですね。

しかもよくよく見るとこのツイート、添付されているお金の画像自体も偽物なようです。

つまり、実際には全員に10万円配ってなどいないのです

考えてみれば当然で、一体どれだけRTされるかもわからないのに、全員に10万円を配る、なんて普通は言えません。

もちろん、全てが配布していない嘘だとは言いません。
中には、善意から小額ながらちゃんとプレゼントしているアカウントもあるでしょう。

しかし、Twitterで実際に企画されているツイートを見る限り、多くのものが怪しく、基本的には信憑性がありません。

久遠社長(毎日現金配る人)とは何者か

(2020/4/22追記)
この記事で取り上げた久遠社長(毎日現金配る人)、という名前で流入している方が多くいらっしゃるようです。
このアカウントについて少し調べてみましたが、ほぼ間違いなくアウトなアカウントです。
詐欺まで行なっているようです。

最近はLINEを使って活動しているようです。
LINEのアカウントをはじめとする個人情報を教えてはいけません。
また、決してお金を振り込んではいけません。

Twitterの現金プレゼント企画は違法・違反ではないのか?

こうした現金プレゼント企画は違法だったり、Twitterの利用規約違反ではないのか?と思う方もいるかもしれません。

が、結論、違反でも違法でもありません。
先ほど紹介した記事から引用します。

まず、景品表示法だが、結論からいうと規制対象にはならない。一般に、商品・サービスの利用者や、来店者を対象として金品等を提供する場合は、「取引に付随」して提供するものとみなされ、景品規制の適用対象となる。

(中略)

次にTwitterの規約の観点からはどうか。結論から言えば、こちらも違反にはならない。Twitterにはキャンペーン実施についてのガイドラインというものがあり、複数アカウントを作成させない、繰り返し同じツイートをさせない等の記載がある。だが、あくまでガイドラインであり、実際に今年1月の前澤氏の企画実施時には、Twitter社がルールには反しないとの判断を表明した。

つまり、違法でも違反でもないので、Twitterも取り締まることができません
何だか腑に落ちませんが、そういう隙間を縫った手法だからこそ、これだけ横行してしまっていると言えるでしょう。

スポンサーリンク

何故現金プレゼント企画に応募してはいけないのか

ここまで、Twitterでよく見る現金プレゼント企画は、多くが実際にお金を配っておらず、また、フォロワーを集めることで収入を得たり、個人情報を得たりすることが目的である、と説明してきました。

しかし、中にはこう思う方もいるかもしれません。

これらの現金プレゼント企画は確かに怪しいが、個人情報を渡してしまわないように気をつければ、応募しても別に無害なんじゃないか?

この考え方は、実は間違っています。
たとえ個人情報を渡していないつもりであっても、これらの怪しい現金プレゼント企画に参加してはいけません。

あなたの個人情報、その人に渡しますか?

冒頭で、応募してはいけない現金プレゼント企画の特徴の1つとして、以下のように書きました。

企画者のプロフィールには起業家、投資家、などお金持ちなイメージの言葉が並んでいるが、その人自体は有名ではない

これを言い換えてみると、次のようになります。

現金プレゼント企画を実施している人は、自称起業家、自称投資家であり、実際に社会的地位があるとは言えない、怪しい人たちです。

彼らは、プロフィールや画像という見た目だけ装っていますが、実際はどんな人物なのか、全くわかりません。

アカウントに書くだけなら、資産家とも投資家と、起業家とも何とでも言えます。
現金の画像すら、紹介したようにネットから簡単に拾ってくることができます。
顔を隠した写真なら、適当に見繕うことはあまりに簡単です。

そんな人たちに、個人情報を渡して良いのでしょうか。

例えば、新宿などの人が多い場所で、お金を配るよと大声で宣言している、顔の見えない人がいたとして、あなたはその人に個人情報を渡すでしょうか。
1万円あげるから、と言われ、LINEを交換したりするでしょうか。

僕なら絶対にしません。
いくら本当に現金がもらえたとしても、個人情報を渡すリスクが大きすぎる、と感じます。

渡してしまった個人情報が、真っ当な使われ方をするとはとても思えないからです。
どこに渡って、どんな犯罪に使われてもおかしくないでしょう。

メールアドレスや、LINEの登録が必要、という現金プレゼント企画も存在していますが、これらに乗せられてはいけません。
メールアドレスも、LINEも、立派な個人情報です。

特にLINEは、交換するだけで、タイムラインなどからその人の情報をさらに抜き取られ、悪用される恐れもあります。
絶対に渡してはいけません。

損しないから良い、は間違い

でも、個人情報を渡していなければ、最悪現金がもらえなくても、別に損はしない。
そう考える人もいるかもしれませんが、それは間違いです。

その理由は2つあります。

まず1つ目。
個人情報は、渡していないつもりなだけで、参加するだけである程度の情報は伝えてしまっていると考えられるためです。

どういうことか。
例えば、フォローとRTだけで応募完了、メールアドレスやLINEの登録不要だという現金プレゼント企画があるとします。
(実際に、このパターンも多いです)

このアカウントをのフォロワーや、RTしている人の一覧をみて、僕が悪い人だったらこう考えます。

このフォロワーリストは、それっぽいアカウントを作るだけで、お金を餌にすれば簡単にアクションを起こしてしまう人たち。
つまり、儲け話で釣れば詐欺にも引っかかりやすい人たちの一覧だ。

要するに、フォローやRTをしただけであっても、「こうした嘘に騙されやすい、踊らされやすい」という属性を渡してしまっていることになります。
この人たちに、儲け話を持ちかけるような形をとれば、通常よりも高い確率で騙せる、と考えることができます。

悪い人たちからしたら正直、良い「カモ」です。
大した情報を渡していないつもりであっても、あなたが「カモ」になりうる、という情報を、彼らは得ているのです。

2つ目の理由は、プレゼント企画のツイートを拡散してしまうことで、意図せず被害者を増やしてしまう恐れがあることです。

現金プレゼント企画の多くは、RTを応募の条件としています。
RTが繰り返されることで、個人情報を渡してしまったり、騙されたり、詐欺などに巻き込まれてしまうかもしれない人が増えていきます
たとえ善意であっても、これらのプレゼント企画をRTしてはいけません。

RTだけでも、彼らの怪しい行為に加担していることになる、というのは覚えておきましょう。

Twitterで現金プレゼント企画が流行った背景

一体どうしてこんな現金プレゼント企画が流行ってしまったのか。
その一因は、やはり前澤友作さんのお年玉企画にあると言えるでしょう。

この前澤さんのプレゼント企画は、これまで紹介してきた怪しいものとは以下の点で異なっています。

  • 社会的地位と、地名度が高い人の企画である
  • 実際にお金をプレゼントしている

最初にこの企画が話題になった時、多くの人が「本当か?」と疑心暗鬼になりながらも応募し、実際に当選者が出て、ある意味お祭り状態になりました。

その感覚が残ってしまっているのか、同じノリで前澤さんとは違う、圧倒的に知名度も社会的地位もない怪しいアカウントの現金プレゼント企画でも参加してしまう人が多いようです。

前澤さんの企画自体は、実際有言実行で現金プレゼントをしているし、悪いとは言いません。むしろ取り組みとしては面白いと思っています。
しかし、それがきっかけで、犯罪の温床となりうる怪しい現金プレゼント企画が増えてしまったことは素直に残念、と感じます。

スポンサーリンク

儲かるからこそ、プレゼント企画が後を絶たない

ここまで、現金プレゼント企画とはどういうものか、なぜ応募してはいけないのかを説明してきました。

多くの人が、こんな現金プレゼント企画きっかけで本当に騙される人がいるのか、と考えるかもしれません。
しかし、儲かるからこそ、こうした怪しい現金プレゼント企画が後を絶たない、というのが現実だと思います。

彼らのビジネスは、お金を餌に人を集め、その人たちの情報を売ったり、その人たちからさらにお金を得る、というものです。
全員から回収できずとも、何人か引っ掛けられれば良い、というのがリアルなところだと思います。

自分以外の被害者を増やしてしまわないために、そして自分自身も思わぬ形で被害者になってしまわないように、怪しい現金プレゼント企画には応募しないようにしましょう。

それでは。

スポンサーリンク

コメント

  1. 田中 より:

    確かに!良い情報ですね☺︎

タイトルとURLをコピーしました