駒鳥です。
buzzfeed編集長の古田さんのツイートを見ていて、ふと思いました。
「検索でバズフィードの記事が上位に入るように操作」はしていません。
Yahooさんの関係会社ってたくさんあるから、操作なんてしようと思ったら、どこの会社の記事を優先的に表示するかで大もめするでしょうね。
操作は全くないので、ご安心を。 https://t.co/PdxRVtru2G
— 古田大輔 (@masurakusuo) 2018年1月29日
Yahoo!の検索エンジンは操作されている!という、どこか陰謀論っぽさを感じる意見に対して。
これ、検索結果そのものについて、こういう認識って結構あったりするもんなんだろうか。と気になった。
(ここでいう操作は単なるSEO対策ではなくYahooとの癒着的なものを指している想定) https://t.co/oUGYzIPrw6— 駒鳥 (@5er1n) 2018年1月29日
まあ正直、この意見は極端だよねえ、と思いつつ、でも検索エンジンって何も知らない人からしたらブラックボックスでしかないし、そう思う人もいるのかなあ、と。
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検索結果は操作されている?
ここでいう「検索結果の操作」って、僕のツイートの中でも言及した通り、おそらくYahoo!との癒着だとか、不正に順位をあげるようなことをさしているのだと思います。
そういったことは行われないと考えてよいです。
今回の話で言うと、Yahoo!の検索でも、エンジンはGoogleが使われているので基本的に入り込む余地はないでしょう。
ただ、そういう不正なアプローチではなく、正当なアプローチとして、検索順位を上げる手法も存在します。
これがいわゆるSEO対策と呼ばれるものです。
SEOの基本は、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作り、ユーザーの検索体験を高めようとすることです。
コンテンツを作る側は、このユーザーの検索体験をよりよいものにする、ということを優先して考えるべきだというのが個人の意見。
技術はあくまでも、googlebotにコンテンツの内容を伝えたり、速度改善によって検索体験を高めるための、補助的なものであってほしい。
ところが、実はユーザーにとって有益ではないけれど、ページの作りや内部SEO対策がとられている結果、検索上位に出てくるコンテンツが少なからず存在します。
例えば、少し前に話題になったWELQやヘルスケア大学はまさにその例にあたります。
関連記事:ヘルスケア大学はGoogleをハックして長期的には敗北した
医療系については、Googleも積極的に改善を行っていますが、いたちごっこになっているのが現状だと思います。
関連記事:【SEO】Googleアルゴリズム変更で医療系サイトに起きた順位変動をどう考えるか
SEOに関して何も知らない人からみれば、「正しい情報でもないのに、上位にくるように操作されている」ように見えるのも無理はないんじゃないかと思うのです。
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じゃあ検索結果は妥当なのか
ここ最近ずっと思っていたことでもありますが、検索エンジンの妥当さなんて、そうそうわかるもんじゃないんですよね。
ココナラでSEO関連の知識を販売し、本職でもSEO関連の開発をしているものの、今の検索順位がなんでこの順位なのか、なんてまるでわからない。
どんな要素が重要なのか、というのはおおよそ分かっていても、アウトプットとして吐き出された順位が妥当なものであるのかどうかは、判断ができない。
どうしてこのページが1位で、このページが2位なのか。
そもそもこの1位のページに記載されている内容は正しい記述なのか。
怪しい、と思えば、フィードバックをGoogleに送ることはできます。
けれどそれ以上に、検索結果の順位はあくまでGoogleの機械的なアルゴリズムに基づくものであって、上位のページの内容は絶対ではない、という点を意識しておく必要があると思います。
全く信用しない、というのも現実的ではないけれど、盲信もしない。
そんな姿勢でいることが大事なんじゃないかと思う今日この頃です。
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